サーボプレスとは
クランク式サーボプレス 直動式サーボプレス
サーボプレスとは、ACサーボモータを駆動源として利用したプレス機のことです。高精度な制御が可能なことから、近年多くの製造現場で導入が進んでいます。
サーボプレスには主に2種類の機構があります。
一つはクランク機構を備え、機械的な下死点で最大推力を発揮するクランク式サーボプレス、もう一つはボールねじを用いて位置制御が自由に行える直動式サーボプレス（直動プレス）です。
後者はより柔軟な加工に対応できます。
油圧・空圧プレスとの比較
油圧プレス
一方で、駆動源として油圧や空圧を使った油圧プレスや空圧プレスのようなプレス装置もあります。
しかし、油圧プレスは作動油の漏れリスクや臭気の問題からクリーンルーム環境には不向きです。
空圧プレスについても、待機時にコンプレッサーを駆動し続ける必要があり、エネルギー効率の面で課題があります。
ジャノメのサーボプレスは、ACサーボモータを使用した直動式サーボプレスであり、これらの課題に対応した環境負荷の低いプレス装置です。
直動サーボプレスの5つのメリット
1. 省エネ性能が高く、油圧・空圧プレスと比べてCO₂排出量の削減に貢献します。
2. 作動油を使用しないため、クリーン環境や医療分野の製造現場にも最適です。
3. 下死点の調整がソフトウェア上で可能なため、微調整が簡単に行えます。
4. ワーク接触時の速度を低速に設定できるため、衝撃や騒音を抑制できます。
5. ロードセルによる荷重検出機能を活用し、作業の成否を自動的に判定可能です。
また「設定した荷重まで駆動」「一定荷重での駆動」といった荷重に基づいた駆動動作が可能です。
また「設定した荷重まで駆動」「一定荷重での駆動」といった荷重に基づいた駆動動作が可能です。
まとめ：高精度・省エネを実現するプレス装置
サーボプレスは、油圧・空圧プレスと比較して、精度・制御性・環境性能のいずれにおいても優れた選択肢です。 特に直動式サーボプレスは、多様化する製造現場のニーズに柔軟に対応でき、高精度化・多機能化が進んだ制御技術といえるでしょう。
ジャノメでは、お客様の用途に応じた最適なサーボプレスのご提案も行っております。 ぜひ下記の関連コラムもあわせてご覧いただき、ご不明な点があればお気軽にお問い合わせください。
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