サーボプレスとは?油圧プレス・空圧プレスとは何が違うの?

サーボプレスを購入する際に、「トン数(kN)をどうやって選べばよいか?」という質問をよくいただきます。
加工に必要な加圧力が判っていれば、それを元にサーボプレスの機種一覧表に記載された加圧能力(定格トン数)の値から選ぶことになりますが──
カタログにある「加圧能力」は、瞬間的に発揮できる最大の加圧力です。
本体の構造はこの加圧力に耐えられるように設計されており、サーボモータもこの加圧力を出すことができます。
とはいっても、これはあくまで「瞬間」「最大」の能力です。

トン数選定で重要な2つの要素

ポイント1. 加工作業でどのくらい長く押し続ける必要があるのか
ポイント2. 加工しないでいる待機時間をどのくらいあけるか

この2点によって、適切な機種選びが変わってきます。
押し続ける時間はほとんどなく、待機時間を十分長く取れるといった場合には、若干の余裕を持たせて選定いただいております。

逆に、長い時間押し続ける、あるいは待機時間をあまり取れないような場合には、連続的に加圧力を維持する必要があり、より大きな余裕を見たトン数が必要になります。目安としては、必要加圧力の約3倍程度の加圧能力があるとモータへの負荷が軽減されます。

ジャノメのサーボプレスは、0.5kNから300kNまで幅広い荷重レンジに対応。

加工に必要な加圧力が分からない場合

一方で、加工に必要な加圧力がそもそも判らないケースもあります。
たとえば、油圧プレスやクランクプレスなどで現在加工している作業を、サーボプレスに置き換えようとする場合などです。
そのプレスの加圧能力(定格トン数)は判っても、実際にどのくらいの荷重で加工しているのかが分からない、というのはよくあることです。

そういった場合には、「試打ち」を行うのが早道です。
荷重を変えながら試打ちし、加工作業がどのくらいの荷重で正しく行えるのかを見極める必要があります。

デモ機での試打ちについて

デモ機での試打ちについて

当社の各営業所では、サーボプレスのデモ機をご用意しております。
サンプルワークをご持参いただければ、実際に試打ちを実施することが可能です。

加圧力やトン数の選定にお困りの際は、ぜひご相談ください。

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