「サーボプレスってどうやって動いているの?」「エアーや油圧じゃなくて、モータで動くってどういうこと?」
――そんな疑問をお持ちの方に向けて、サーボプレスの基本構造と動作のしくみを、図解イメージとともにわかりやすくご紹介します。
サーボプレスの構造
- 駆動源となるサーボモータが回転すると、その動力がボールねじ(黄色い部分)の軸に伝達されます。
- ボールねじは回転運動を上下運動に変換する機構部品で、これにより上下方向への動きが得られます。
- この上下運動により、ガイド部品がスライドし直線的に上下します。
- ガイド部には、ラムと呼ばれる筒状の金属部品が取り付けられており、ボールねじの動きに連動してラムが上下運動します。
- ラムの先端には、ロードセルが搭載されており、プレス加工時にかかる加圧力(荷重)を検知できます。
- サーボモータの回転を制御することで、ラムを上下に動かしながらプレス加工を行い、同時に加圧中の荷重(押し付ける力)を検知します。
サーボプレスの構造を理解して、より高精度な加工へ
サーボプレスの基本構造とその動作原理についてご理解いただけましたでしょうか?
サーボ制御による柔軟な加工制御や、ロードセルを活用した高精度な荷重管理は、エアープレス・油圧プレスでは実現できない大きな特長です。
当社では、今回ご紹介したような高精度・高耐久なサーボプレス製品を幅広い荷重レンジで取り扱っております。詳細な仕様や導入事例については、以下のページもあわせてご覧ください。