JANOMEサーボプレスとパソコンのイーサネット通信設定

今回は使い始めによくあるお問い合わせの一つ、イーサネット通信の設定手順をご紹介致します。

パソコン側の設定手順

01. プレスとパソコンをLANケーブルで接続し、電源を立ち上げる。

サーボプレスの構造

02. コントロールパネル内の「ネットワークと共有センター」を開く。

サーボプレスの構造

03. 「イーサネット」を選択。
*プレスとPCをLANケーブルで接続し電源を立ち上げていないと、イーサネットが表示されません。

サーボプレスの構造

04. 「プロパティ」を開く。

サーボプレスの構造

05. 「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」を開く。
*IPv6ではなくIPv4になります。

サーボプレスの構造

06. 「次のIPアドレスを使う」にチェックを付け、IPアドレスはプレスとパソコンの第1~3オクテットを同じ値、第4オクテットは1~254の異なる値にし、サブネットマスクは255.255.255.0に設定してください。パソコンのIPアドレス例:192.168.200.181
*プレス本体IPアドレスのデフォルトは、192.168.200.180

サーボプレスの構造

07. 「OK」を選択して閉じる。

PCソフトの設定手順

08. プレスのPCソフト「JP5 Designer」または「JP-S2 Designer」を立ち上げる(下図はJP5 Designerの例です)。

09. プレスタブ内の「登録プレス一覧」を選択。

サーボプレスの構造

10. 「追加」を選択し、任意のプレス名を入力、プレス本体のIPアドレスを入力して「OK」を選択。
*プレス本体IPアドレスのデフォルトは、192.168.200.180

サーボプレスの構造

11. プレスタブ内の「データ受信」を選択

12. 対象プレスが表示されているのを確認し、「受信」を選択。

サーボプレスの構造

13. 受信完了画面が表示されたら、通信設定完了!

トラブルシューティング

上記の設定手順を踏んでも通信(データ受信)ができない場合は、以下をご確認ください。

① プレスとパソコンの電源を再投入する。

② プレス本体のIPアドレスとサブネットマスクを確認する。
JP5Uはティーチングペンダント、JP5Fはスイッチボックス、JP-S2はティーチングペンダントもしくはCOM通信が必要になります。
・JP5 ティーチングペンダント/操作パネル:
TEACHモードでMODEキーを押す→管理情報表示→設定値を確認
・JP-S2 ティーチングペンダント:
RUNモードでカーソルキーの左を押す→管理情報表示→設定値を確認
・JP-S2 COM通信:
プレスとパソコンをRS-232Cケーブルで接続し、電源を立ち上げる→プレスのPCソフト
「JP-S2 Designer」を立ち上げる→プレスタブ内の「プレスIPアドレス設定」を選択→
「RS-232C」にチェックを付け、「IPアドレス取得」を選択→設定値を確認

③ Windowsのシステムツール「コマンドプロンプト」を立ち上げて、「ping プレス本体IPアドレス」を入力しEnterキーを押して、プレスからの応答があるかを確認する。
*例:ping 192.168.200.180

サーボプレスの構造

応答があれば少なくともパソコンとプレスの通信は確立していることがわかる。
サーボプレスの構造

④ LANケーブルを別の物と替えて確認する。

⑤ パソコンを別の物と替えて確認する。

⑥ プレスのPCソフト「Designer」を再インストールする。