
JP5シリーズユニットタイプのコントローラは、用途や設置環境に応じて「標準コントローラ」と「小型コントローラ」の2種類が用意されています。それぞれの特徴を理解することで、適切な選択が可能になります。本記事では、両者の違いを詳しく解説し、選定時のポイントをお伝えします。
標準コントローラの特徴:オールインワン設計
標準コントローラは、安全回路が内蔵されているため、配線を行うだけですぐに使用を開始できるのが大きな特徴です。
お客様側で安全回路を別途用意する必要がないため、設置作業の手間を大幅に削減できます。
また、内蔵された安全回路(※)は、JP5シリーズの性能を最大限に引き出すよう設計されており、信頼性の高い運用が可能です。
※「安全回路」は非常停止時にモータ駆動電源を遮断して確実に停止させるための回路です。
このような特性から、標準コントローラは以下のようなケースに適しています:
1. 初めてサーボプレスを導入する場合
2. 設置作業を簡略化したい場合
3. 安全性を重視したい場合
セルステーション化を検討している場合には、追加で安全回路を準備する必要がないため、導入がスムーズに進みます。独立した作業ステーションや小規模な生産ラインに適しており、初期投資を抑えつつ、安全性を確保したい場合に適した選択肢です。
小型コントローラの特徴:既存の設備ラインに組み込むなどの柔軟性の高い設計が可能
一方、小型コントローラは安全回路が含まれていないため、ユーザーが独自に安全回路を設計・構築する必要があります。この仕様により、設置環境や用途に応じた柔軟なカスタマイズが可能です。
例えば、既存の安全回路を活用したい場合や、特定の安全基準に合わせた設計を行いたい場合には、小型コントローラが適しています。また、コンパクトな設計のため、設置スペースが限られている環境でも活用しやすいのが特徴です。
標準コントローラと小型コントローラの選び方
標準コントローラと小型コントローラのどちらを選ぶべきかは、以下のポイントを考慮すると良いでしょう:
1. 設置の手間を減らしたい場合
標準コントローラが適しています。安全回路が内蔵されているため、配線後すぐに使用を開始できます。
2. セルステーションで使用したい場合
標準コントローラが適しています。安全回路が内蔵されており、設備立ち上げ工数も短く済みます。
3. カスタマイズ性を重視したい場合
小型コントローラが適しています。独自の安全回路を設計することで、特定の要件に対応可能です。
4. 設置スペースの制約がある場合
小型コントローラのコンパクトな設計が役立ちます。
5. 既存設備に組み込みたい場合
省スペース設計の小型コントローラが適しています。
まとめ:用途に応じた適切な選択を
JP5シリーズユニットタイプの標準コントローラと小型コントローラは、それぞれ異なる特徴を持っています。安全回路が内蔵されている標準コントローラは、手軽さと安全性を重視する方に適しています。一方、小型コントローラは、柔軟な設計やスペース効率を求めるケース、既存の設備ラインに組み込むケースに適しています。
対応ラインナップ一覧はこちらどちらを選ぶべきか判断が付かない場合には、設置環境や用途を明確にし、適切な選択を行いましょう。当社では、JP5シリーズに関する選定のご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

