卓上ロボット JR4000シリーズ カメラ搭載塗布仕様

オールインワンパッケージロボット

精密塗布を必要とするワークに対応するため、
高剛性・高精度のJR4000シリーズに、カメラ・レーザー変位計・ニードルアジャスタを組み合わせました。
塗布に必要な要素を1つのパッケージに統合し、設置から運用までスムーズに導入できます。

シンプルな設定と操作性

カメラのキャリブレーションやセンサー設定、ティーチングまでをPCソフト上で一括操作。
刷新されたUIにより、スムーズに設定できます。
「カメラ画像エリア」「プログラムエリア」「基本操作」「ロボット操作」を1画面に集約し、直感的でわかりやすい操作性を実現。

3種類の補正機能で安定した塗布を実現

• カメラ補正：ワークのズレを検出し、X・Y方向の位置を補正,Y方向の位置補正
• 高さ補正：レーザー変位計でZ方向の高さを検出し、ワークとニードル先端の一定のクリアランスを維持
• ニードル補正：ノズル交換などでの位置ズレを検出し、ニードル先端を補正

3種類の補正機能が組み合わさることで、常に安定した精密塗布を行えます。

※その他ロボットの主な特長についてはJR4000シリーズの製品情報をご覧ください。

オリジナル簡単ティーチング － PCソフト『JR C-PointsⅢ』※ (オプション)

キャリブレーション、補正プログラム作成、センサー設定など、すべての操作をPC上で完結できます。

明瞭な画面構成

刷新されたインターフェースは、大きなアイコンと整理された操作画面で直感的に操作可能。
プログラム作成や位置設定を視覚的に行えるため、初心者でも簡単に使いこなせます。
面上の大きなアイコンを用いて、簡単に切断プログラムの作成ができます。

①カメラ画像エリア
拡大したカメラ画像で精密な位置指定が可能。カメラ画像をクリックすると、その位置が画像の中心になるようにロボットが動作。

②基本操作エリア
プログラミングはアイコン選択方式で、誰でも簡単にプログラミングが可能。

③プログラムエリア
ポイント別のプログラミングデータを表示。直接選択して、値を編集することも可能。

④ロボット操作エリア
カメラ画像を見ながらジョグ操作可能。

自動キャリブレーション

捨て打ち跡をカメラで撮影するだけで自動キャリブレーションが可能。
（十字マークを用いた手動合わせにも対応しています）

簡単ティーチング

JOG操作で移動し、カメラ画像で位置を合わせてアイコンを選ぶだけ。
作業内容を視覚的に選択でき、効率的にプログラムを作成できます。

(例)点塗布

アイコン操作

よく使用する塗布作業や補正動作を30種類以上のアイコンとして登録。
必要なポイント情報をすぐに呼び出せ、補正設定もスムーズに行えます。

線塗布開始点

点塗布

カメラワーク補正撮影点

Zセンサー線塗布開始点

補正機能

■カメラ補正
ワークのズレを自動検出して塗布位置を補正し、塗布作業を行います。

■連続高さ補正
レーザーセンサーで高さ変化を連続測定し、均一な塗布を維持します。

■ニードル補正
ノズル交換後などにニードル先端がずれても先端位置を自動検出します。
プログラムを再ティーチングする必要がなくなり、工数削減に貢献します。